食欲の秋 エキゾだって肥満になるんです!食餌管理のお話~鳥類編~パート1はこちら🐤

 

小島動物病院AWCエキゾチックアニマル診療科の小嶋恭子です。

日々の診療の中で皆様にお伝えしたいことを発信していきたいと思います。

体重管理は健康管理の基本です。これはエキゾチックアニマルにとっても同じこと。そして条件さえそろえば彼らも肥満になります。今回は前回に引き続き、特にご相談が多い鳥さんの食餌内容についてお話します。

 

鳥さんの食餌内容

食餌は鳥種やライフステージによって異なりますので、その子に適した食餌を選択し与えることが大切です。

鳥さんの主食には、「シード」と「ペレット」があります。それぞれにメリットやデメリットがあるので、鳥さんの食性(野生ではどのようなものを主食としているか)、好みや健康状態、飼い主様の考え方で選択していくことになります。

「どちらにすべきですか?」とよくご質問を受けますが、現時点でどちらが正解ということはなく、専門家でも意見が分かれるところです。大事なのは、それぞれの特徴を理解し、飼い主様が愛鳥のために根拠をもって選択することだと思います。

【 シードの特徴 】
シードは穀物種子で、ヒエ、アワ、キビ、カナリーシードなどが混合されているものが一般的です。殻をむく楽しみがあり、嗜好性も高くペレットより好む鳥さんが多いです。比較的安価で、安定的に手に入りやすいです。栄養的にはビタミンとミネラルが不足するので、サプリメントや副食(青菜類など)で補う必要があります。

【 ペレットの特徴 】
ペレットは人工的に作られた総合栄養食です。必要な栄養素が含まれているので、サプリメントや副食は必要ありません。様々なメーカーがありますが、しっかりと成分表示や消費期限が明記されているものが安心です。特に海外製のものは流通が安定しないことがありますので注意が必要です。

 

「シードをあげているけど、ペレットも試したい」あるいは「ペレットに切り替えたい」という場合は、それぞれ少しずつ別の入れものに入れてケージに置いてみる、ペレットを砕いたりすりつぶしてシードに振りかけてみる、などの方法があります。突然見たこともないペレットを与えても食べられなかったり、ごはんだと認識できない場合もあります。また一般的に、シードの方が嗜好性が高いのでペレットに興味を持ってくれない場合がほとんどです。根気よくゆっくりチャレンジしましょう。

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